言い訳

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DCSで店舗の方にお伺いして、店舗を一通り確認させて頂いた後に、経営者からヒアリングを行うのですが、多くの経営者から言い訳の言葉が出てくるのは非常に残念なことです。

先ず、「最近の売上・利益はどうですか?」といきなり質問してみるのですが、答えは分かっていて質問しています。
DCSにお申込下さっているのですから、売上・利益に満足されている経営者はいらっしゃらないのが普通です。

芳しくないとの返事が返ってくるのですが、そこで芳しくない理由を聞いてみるのです。
「アベノミクスの恩恵は、こんな地方じゃなかなか出てこないよ」
「お客さんが減って全然売上が上がらない」
「お客さんの1回に使う金額が以前より大きく減ってる」
「安いものしか売れない」 等々

ここまでは、想定内の返答ですので、現状説明としては特に問題はありません。
が、問題はこの後です。

「では、現状を打破するために何をされましたか?もしくは何をされていますか?」と聞きますと

「インターネットで何か良い方法はないかインターネットで調べてる」
「何をどうすれば良いのか分からなく、特に何もしていない」
「日々の仕事に追われる状況が続いていて対策としては何もできていない」
「新たなことを行うための時間が取れずにそのままの状況が続いている」
「景気が戻ったらやってみたいことがあるので今思案中」
「とりあえず、店を閉めないように現状維持できるよう頑張ってる」
「だんなっとこむのDCSに申込んだ」

最後の回答は正解です!(冗談抜きで正解と言えるでしょう)

多くの場合、結局のところ何もしていないく、忙しいとか時間がなかなか取れない等々の言い訳が出てきます。
確かに、忙しいであろうことは理解できますが、本当にそんなに忙しいのでしょうか。
実際、忙しくて売上増加・利益拡大させるための対策を打つことが出来なくても仕事が終わってから居酒屋に飲みに行く時間の有る経営者は多く存在します。

ここで多くは語りませんが、何もしていない経営者が殆どです。これは、自分の能力不足を公言しているのと同じことです。
なぜ、今出来ることを何もしていないのでしょうか!
この点を考えて、もう一度ご自身の行動を省みて下さい。その辺りから打開策が見つかるかも知れませんよ。

こんな言い方をすると、いろいろ考えていると返答が返ってくるかも知れません。
しかしながら、どんなに立派なことを考えていようが、実行に移せる状況にまで至っていなければ何の役にも立たない妄想と同じことなのです。

考えるのは自由です。想像するのも自由です。もちろん妄想することもOKです。
実行に移さなければ、何ら結果を得ることはできないわけです。結果が出ないという事は、何も変わらない分けで、最良で現状維持、多くの場合は、現状維持すらままならずジリ貧の状況に陥ってしまうものです。

最悪の状況は、「○○になったらこれをする!」と、経営者が自ら前提条件を付けて、現在実行に移せない言い訳を先に設けてしまっていることです。

前提条件と言えば聞こえは良いのですが、結局のところ実行できない言い訳にしかすぎません。
このような思考で経営を行っていては、売上を伸ばすなんてことは、絶対にできるはずがありません。

資金がなかなか準備できないから。と言うような言い訳も通用しません。
資金が無ければ、資金ができるまで待っていても、売上も伸びない現状では、資金が貯まるのはいつになるか不明です。

でしたら、今出来ること、資金をかけずにできるような施策を考えて、先ずは実行してみて下さい。
そして、とにかく今出来ることを考えて実行してみることです。
動くことなく考えていても、何も得ることはできないのです。

現状を良く考えて、実行できることを考え、実行してみて下さい。

少しでも現状を変えることが出来れば、次の展開の光が見えてくるものです。